インディーズレーベルの作り方
レーベルとはレコード会社のことです.日本レコード協会加盟の大手レコード会社はメジャーレーベル,日本レコード協会傘下でない小さなレコード会社はインディーズレーベルと呼びます.ここでは,ミュージシャンが自分自身でやっているようなレベルのインディーズレーベルについて述べます.
駆け出しのミュージシャンがまずインディーズレーベルで活動し,それがスカウトの目に留まってメジャーデビューとなれば一人前,なんて時代もありました.しかし,音楽業界はここ数年ですっかり変わってしまいました.メジャーレーベルは規模が大きくなりすぎて,それを維持するだけの収益を上げられずに悪戦苦闘しているように見えます.あえてメジャーデビューせずにインディーズのまま活動を続ける音楽グループが増えてきているようにも思います.インディーズのいいところは,規模が小さいので,収益が少なくてもやっていけるところです.
僕は,2010年,最初のアルバム「木管三重奏曲集」をプレスするにあたって,まほらがというインディーズレーベルを立ち上げました.大きなレーベルに育てようなんて気持ちはさらさらなくて,自分が作ったCDアルバムのネットでの置き場所が欲しかっただけです.
ホームページを開設してそこにCDジャケット画像を貼っておくだけなら簡単です.が,AmazonでCDを売ったり,iTunesでダウンロード販売しようとすると,いろんな問題に突き当たります.それらについて僕の経験をふまえてお話ししたいと思います.
レーベルと契約せずに活動している音楽家やアマチュア音楽家の方が,自分の作品の権利を管理したり,パッケージを作って販売したりする際の参考になれば幸いです.
2014.12.20